心理学×心身医学×エビデンスに基づいた心の仕組み
こんにちは、人生に喜びを循環させる 心理セラピスト・メンタルコーチの杏(アンジュ)です。
最近、この季節になると、こんなご相談が増えてきます。
スーパーで「これあの子の好物」と手に取って「そうか、もういないんだ」と棚に戻したりするんです。
夕飯の準備をしていても作る量が減って、なんだかキッチンが広いなとか…
子供部屋を覗くと、あまりにも静かで、胸の奥に冷たい風が吹くような感覚になるんです。
一方で、こんなお母さんも…
中学から不登校で、様々なお母様自身の葛藤も抱えながら「ようやく今年大学に進学できたんです。
ほっとはしたんですが、けれど自分に何の相談もなく進学先を決めて出て行ってしまって…
勝手に独り立ちした子供になんだか憤りとモヤモヤした感情が湧いてしまうんです」
この春、お子さんが進学や就職で独り立ちして
「頭では喜ばしいことだと分かっているのに心が追いつかない」
そんな悩める親ごさんとしてのご相談は少なくありません。
今回は、そんな「子供が巣立った後の心のモヤモヤ」をケアし、
再び自分の人生に喜びを循環させていくための方法をお伝えします。
なぜ、こんなに心がモヤモヤして寂しいの?
この「ぽっかり感」や寂しさ、もやもや感は、心理学や精神医学の世界では「空の巣(からのす)症候群」と呼ばれています。
みなさんも、耳にしたことはあるのではないでしょうか?
ヒナが飛び立った後の、空っぽになった鳥の巣に例えられた言葉です。
ではなぜ、これほどまでに心が揺れ動くのでしょうか?
それは、あなたがこれまで何十年間も、「お母さん」や「お父さん」という大切な役割を、全力で、愛情深く全うしてきた証拠です。
私たちの脳は、自分の大部分を占めていた大きな「役割」がお休みに入ると、一時的に「私はこれからどうやって生きていけばいいの?」と迷子になってしまいます
だから、いつまでも「クヨクヨ」「メソメソしてちゃダメだ」なんて自分にブレーキをかけたり、責めたりする必要は全くありません。
この寂しさや憤りは、あなたがたっぷり愛情を注いできたという、素晴らしい勲章なのです。
寂しさを優しく和らげる3ステップ

では、このモヤモヤとした気持ちをどのようにケアし、本来の自分らしい笑顔を取り戻していけばいいのでしょうか。
おすすめの3つのステップをご紹介します。
ステップ①「ネガティブな」感情にもマルをつける
ご自分がネガティブと感じてしまう感情を無理に明るく振る舞おうとすると、心は余計に疲れてしまいます
「寂しいよね」「悔しいよね」「腹立たしいよね」
「頑張って子育てしてきたもんね」と
まずは良いも悪いも自分自身の感情をそのまま認めてあげましょう
お気に入りの温かいお茶を飲みながら、気が済むまで泣いてみるのも素晴らしい心の浄化(デトックス)に
ステップ②封印していた「私の好きリスト」を作成
少し心が落ち着いてきたら、ノートとペンを用意して、こんな質問を自分に投げかけてみてください。
・「子育てが忙しくて、ずっと我慢していたことは何?」
・「子供が生まれる前、私は何をするのが好きだった?」
「ゆっくり映画を見たい」「推し活をしてみたい」「一人でカフェに行きたい」「時間を気にせず寝たい」など、どんな小さなことでも構いません。
親としての自分ではなく「私自身」が喜ぶことを見つけるワークです
ステップ③「自分のためだけ」の時間と空間を少しずつ増やす
リストアップした中から
今日明日ですぐにできそうなものを1つ実行してみる。
少し高級な入浴剤を買ってゆっくりお風呂に入るだけでもOKです。
これまで子供に注いできた愛情というエネルギーを、今度は「自分自身」に向けて注ぐ練習を始めていきましょう。
ちょっとした、 心に留めておきたいポイント

新しい生活リズムを作っていく上でちょっとしたポイントがあります
それは「寂しさを紛らわせるために焦って予定を詰め込まない」ことです。
急にたくさんの習い事を始めたり、無理に人と会ったりすると、かえって心身が疲弊してしまうことも
心のペースに合わせて、少しずつ自分の世界を広げていきましょう。
また、寂しさからつい子供に頻繁にLINEをしたくなるかもしれませんが、そこはグッと我慢(笑)
これからは「親と子供」から、「大人同士」の新しい距離感を楽しむ時期に入っていきます。
実際に「自分の人生」を歩み始めたAさんは
先日お話したクライアントのAさん(52歳・女性)も、息子さんが上京した直後は、空っぽの子供部屋を見ては泣いてばかりの毎日でした。
しかし、ステップ②の「好きリスト」のワークを通じて、昔からお花と音楽が好きだったことを思い出しました。
そこで、ベランダで小さなガーデニングを始められたそうです。
毎朝、自分のためにお花に水をやり、綺麗に咲いた花を部屋に飾る。
そんな「小さな喜び」を日常に循環させていくうちに、少しずつ笑顔が増えて、やりたかった楽器の練習も始められたそうです。
今では近所のお花屋さんで知り合った同年代の友人と、カフェ巡りを楽しまれているそうです。
「子育て中よりも今の自分が好きかも」とおしゃっていました。
子育ての「卒業」は、新しい自分の「入学式」

子供の巣立ちは、決してあなたの役割が終わってしまったということではありません。
「親」という大きなプロジェクトが一段落し、ここからは「本来の私らしさを楽しむ」という新しいステージの始まりです。
今はまだ寂しさやモヤモヤが勝っていても大丈夫です。
あなたの心の中にある何かあたたかな泉は、けっして枯れてしまったわけではありません。
その豊かな愛情を、これからはぜひ「ご自身」のために使ってあげてください。
もし、ご紹介したワークを「やってみたけど上手くいかない」「私の場合はどうすれば良いの?」
そんなときは、ちょっとしたヒントが必要なのかもしれません。
一人で悩まず、ぜひ「お試しカウンセリング」で一緒に本来のあなたらしい生き方を見つけていきましょう
あなたが「やりたいけどずっと我慢してきたこと」は何ですか?
ぜひ「友達追加」して教えてくださいね。
あなたの「やりたい」の小さな1歩がきっとだれかの喜びになります♪
心理セラピスト・メンタルコーチとして、あなたの心に寄り添う記事をお届けしています。
今日があなたにとってより良い一日になりますように✨

