~心理学×心身医学×エビデンスに基づいた心の仕組みによる~
こんにちは、人生に喜びを循環させる メンタルコーチの 杏(アンジュ)です。
今日はあなたに、私の中にもある「完璧主義」の物語をお話しします。
もしかしたら、あなたの中にも「あ、わかる!」と反応するところがあるかもしれませんね。
以前の私は「完璧じゃないと価値がない」と思っていました
自分では気づいていませんでしたが、小さな頃から「何かが足りない」「何かが欠けている」という考えに縛られていました。
誰かに褒められると「とんでもない!」と謙遜し、ものすごく動揺してしまう自分がいました。
「まだまだ」「あともう少し」と自分を責め、
部屋の掃除は、休日の一日をかけ完璧に・・・
夕方にはぐったりと疲れていました。
友達との約束には、前の晩から入念に準備をして、30分前についてソワソワ待っていました。
大人になるにつれ、この無意識に抱えていた「完璧にしなきゃ」という思いはどんどん強くなりました。
社会人になると、仕事のメールや資料を何度も読み直し、休日まで働き、「時間がいくらあっても足りない」と感じる毎日。
「No」と言えず、自分の限界を超えて頑張り続けていました。
そんなある朝、体が「もうムリだよ」と教えてくれたんです。
目覚まし時計が鳴っても起き上がれず、
好きだったことにも興味がわかず、
「なんだか生きているのがしんどい」と感じるようになりました。
当時、どこの病院へいったらよいの分からず、内科へいって「自律神経失調症かな?」と言われ、
「どうしたら良くなりますか?」と聞いても「規則正しい生活、ゆっくり休んで」と言われるだけでした。
いまだったら「燃え尽き症候群」と言われるかもしれませんね。
偶然手に取った一冊の本との出会いと気づき
そんなある日、仕事帰りの書店である本に出会いました。
「あなたはもう、自分を責めなくていい」という言葉に、なぜか涙がにじみました
それまで私は完璧主義を「努力の証」だ「良い事」だと信じていましたが、
実は「失敗への恐怖」から自分を守るための防御だったのかもしれません。
その気づきから、少しずつ変化が始まりました。
最初の実験は、メールを「一度だけチェック」して送信すること。
次に「見えるところだけ」掃除すること。
小さな「8割でOK」の体験を積み重ねるうちに、心に余裕が生まれ、周りからは「表情が柔らかくなったね」と言われるようになりました。
いい加減は「良い加減」‐マイペースな8割主義でいこう!
長年染みついた習慣は、それを変えるのには少し時間がかかるかもしれません。
それでも、少しづつやってみることで、生活は大きく変わります。
プレゼンも「伝わるかどうか」を優先し、資料作りの時間は半分以下に。
その分、人との対話やアイデアを膨らませる時間が増えました。
最大の変化は「今この瞬間を楽しめるようになった」こと。
以前は常に次の目標ばかり考えていましたが、
今は完璧でなくても「今日もよく頑張った」と自分を認められるようになりました。
友人関係も変わり、「みんなに好かれなきゃ」という強迫観念から解放されて、本当に大切な人との関係に集中できるようになったのです。
正直な自分でいられることが、本当の信頼関係を築く土台になっていました。
今の私のモットーは「8割主義」、いいえ「3割でもOK」かもしれません。
完璧な10割ではなく、いい加減の割合で「よし!」と区切りをつける生き方です。
残りの2割から7割は自分へのご褒美や、新しい発見のための余白として大切にしています。
あなたも「完璧な不完璧さ」を受け入れてみませんか?
ここまで読んでくださったあなたは、「私も似たようなところがある」と感じたでしょうか?
程度の差はあれ、現代社会に生きる私たちの多くは「もっと頑張らなきゃ」という無意識の圧力を感じています。
もし今、あなたが「何をやっても足りない」と感じたり、
休んでいるときも「何かすべきこと」が気になったりするなら、
少し立ち止まってみませんか?
完璧主義からの解放への第一歩として、小さな「実験」を始めてみましょう。
・メールの読み返し回数を1回減らしてみる
・「これくらいでいいや」と意識的に手を止める
・褒められたら「ありがとう」と素直に受け取る
・「今日できた、小さなところ」を3つ書き出してみる
人生は完璧な直線ではなく、曲がりくねった道のりです。
時には迷い、つまずくことで見つかる景色があります。
あなたの「不完璧さ」こそが、実は最大の個性であり才能なのかもしれません。
今日から、あなたも肩の力を抜いて
「3割から8割主義の旅」を始めてみませんか?
きっと新しい自分に出会えます。

そして、一番大切なのは、一人で頑張りすぎないこと。
一冊の本との出会いや、誰かからの一言・・・
そして誰かに話すだけで見える景色が変わることがあります。
「心のもやもやを解消して」
「行動を妨げるブレーキを解除」
「人生に喜びを循環させる」
あなたはそのままで完璧にOKです。
肩の力を抜いて、毎日を楽しく生きるコツを一緒に見つけませんか?
最初の一歩は、おしゃべりするだけの気軽なものから始めるのもいいですね。
そして、「あなたらしく生きる力を開花させましょう」